カプセルの臭気にまつわる苦情事例について

このページは、ソフトカプセルの過去のクレーム事例を参考にして苦情処理形式でまとめたものです。
内容は、事実を元に再構成したフィクションであり、発生日時、状況、会社名、製品名などはすべて架空のものですが、ソフトカプセル製品で予想される異常、苦情、問題をできるだけ広い範囲にわたって掲載しますので、 万一、貴社が販売している製品においてトラブルが発生した際には、原因究明の一助としてお役立てください。

20○○年7月22日 コエンザイムQ10ソフトカプセルの臭いが強い

●発生状況
コエンザイムQ10 ソフトカプセル‐SP (商品名)において、「今回の製品は匂いが強いと、消費者のお客様からクレームがあった」として、販社様から平成2○年7月22日に苦情現物1本をお送りいただき、原因調査をご用命いただいた。

●調査結果および原因の推察
いただいた苦情現物(ガラス瓶に90粒のカプセルが入った製品)の瓶口に鼻を近づけ、キャップを開けた瞬間の臭いを確認したところ、たしかに臭いが認められる。
しかしこの臭いは、カプセル皮膜成分のゼラチン特有の臭いであり、異臭ではない。
また、すべてのカプセルを取り出し外観を確認してみたが、特段の異状は認められない。
ゼラチンはその優れた性質(中身の栄養成分の保護性、摂取時の体内での溶解性、保存中の安定性、食品としての安全性など)から医薬品や健康食品のカプセル剤の原料として広く使われている。
(植物性の皮膜のカプセルも上市されているが、トータル性能ではやはりゼラチンに分がある)
このゼラチンの原料としては、従来は牛の骨や皮が主に用いられていたが、弊社では、BSE(狂牛病)問題を契機に豚皮を原料としたゼラチンをメインに使用している。
(元々ゼラチンの安全性は高く、現在では牛由来原料は全般的に厳密な管理のもとに製造されているため牛ゼラチンもなんら問題はないが、イメージの問題で嫌うお客様がいるため、若干コストは上がるが、主に豚由来ゼラチンを採用している)

ゼラチンは、元より特有な臭いがあるが、この豚由来ゼラチンはその製法や由来により若干ながら牛由来ゼラチンよりも臭いが強い傾向がある。
また、この臭いは気温が高いほど、吸湿するほど強くなる性質がある。
しかしながらいただいた苦情現物は、一般の製品に比べ臭いはむしろ少ないほうで、またカプセルの固さも問題なく吸湿もしていなかったので、商品の使用上の注意をしっかりと守られて使用されていたと思われる。
(吸湿すると、カプセルがかなりやわらかくなり、カプセル同士が付着するがそのようなことはまったく認められない)
そこで、今回の臭いは、夏の盛りの高温下において、若干ながら臭いが強くなり、容器内にこもったため、製品の品質をきびしく観察されたお客様がお気づきになられたものと思われた。

●今後の対策
以上のとおり、今回の臭いは本品の特性であり、異常ではなかった。
しかし、この後もしばらく暑い季節が続くため、販社様には臭いに関しての問い合わせがあるかもしれないので、万一そのようなお問い合わせがあった場合の対応として、販社様には次の点をお願いしておいた。
・この臭いは製品の原料のゼラチンに由来するものであり、異状では無いので品質には問題ない旨をお伝えいただく。
・高温下での保管や中身の吸湿で臭いが強くなるため、本製品の取り扱いに際しては化粧箱および容器に記載されている「保存上の注意」(冷暗所に保管、ふたをしっかり閉める等)ことをお守りいただくよう、あらためてお伝えいただく。

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