ノコギリヤシ油ソフトカプセルの臭気に対する苦情と対処事例について

このページは、ソフトカプセルの過去のクレーム事例を参考にして苦情処理形式でまとめたものです。
内容は、事実を元に再構成したフィクションであり、発生日時、状況、会社名、製品名などはすべて架空のものですが、ソフトカプセル製品で予想される異常、苦情、問題をできるだけ広い範囲にわたって掲載しますので、 万一、貴社が販売している製品においてトラブルが発生した際には、原因究明の一助としてお役立てください。

20○○年3月19日 ノコギリヤシ油ソフトカプセルの臭いが強い

●発生状況
平成2○年3月19日に、「ノコギリヤシ油ソフトカプセル-NK(商品名)について、『商品サンプルとして保管している製品に酢のような異臭が発生している。いずれも賞味期限内の製品だが、古いものほどその臭いが強い』として販社様から、賞味期限別に3本の製品をいただき調査を依頼された。

●調査結果および原因の推察
いただいた賞味期限別の3本の製品(樹脂ボトル60粒入り)のフタを取り、その瞬間の臭いを確認したところ、販社様のお申し出の通り、お酢に似た強い酸臭が認められた。
しかしこの臭いは異臭では無く、本製品のカプセル内容液中の成分であるノコギリヤシ油に由来するものであった。
ノコギリヤシ油は特有の強い酸臭があり、カプセルに加工することによりこの臭いを弱めることはできるが、完全に抑えることはできない。
またこの臭いは高温・多湿下で強くなる。(このことはソフトカプセル全般に言えることである)

いただいた3本の製品はいずれも賞味期限内の製品であったが、お申し出のように賞味期限が古い製品、すなわち製造日が古いものほど、その臭いが強いことが確認された。
またいずれも当該製造ロットの弊社保存サンプルに比べては臭いが強かった。

そこで、これらの製品からカプセルを取りだして観察しようとしたところ、いずれの製品もカプセルが軟化し、樹脂ボトル内でカプセル同士が付着していた。
また、ボトルの底には10粒前後のカプセルが強く付着しており、ヘラ等を用いなければ取りだせない状況であった。
なお、1本の製品には通常入っているはずの乾燥剤が入っていなかった。
これらの観察結果は、3本の製品は、高温下・高湿度下で取り扱いされたこと、及び未開封で保管されていたものではないことを示している。

以上から、これら3本の商品サンプルは、販社様のお手元で何らかの高温の下に保管されたことと、何度か開け閉めされるなどでカプセルが吸湿したことが原因で、通常品に比べて臭いが強くなったものと思われた。

●今回の対策について
本製品は、カプセル内容液中に、極めて臭いが強いノコギリヤシ油が配合されているため、正常品についても、若干ノコギリヤシ油に由来するお酢に似た臭いがすることはやむを得ない点がある。
そして、高温多湿下に保管されることで、この臭いがさらに強くなる傾向がある。
今回の臭いは、あくまでも本来の成分の臭いであり、高温、高湿度下の保管において、臭いが容器内にこもったものである。

今回は販社様の手元で観察された事象であるが、このノコギリヤシ油の特性からすれば、一般の消費者のお客様からご質問をいただく可能性も高い。
そこで、この機会に販社様に一度本製品のカプセルをハサミで切り開いて見て、カプセル内容液の臭いを実際にご確認いただき、ノコギリヤシ油の本来の臭いの強さをご体験いただくとともに、
万一、一般の消費者のお客様からも同様な申し出があった場合には、あらためて次のご説明をしていただけるようお願いした。
  • この臭いは異常ではなく、ノコギリヤシ油に由来する本製品の特性であり、保管環境によって臭いが強くなっただけで品質に問題はない旨のご説明。
  • 本製品の取り扱いに際しては化粧箱に記載されている「保存方法」を良く守っていただきたい旨のお願い。
  • 賞味期限はあくまで未開封の状態での品質を保証するものであり、開封した場合の品質の目安にはならないことがあるので、開封後は速やかにお召し上がりいただきたいことのお願い。

参考)
賞味期限の定義
定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。
ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。

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