健康食品製造に関係するか行の用語集です

(か行)

か行


界面活性剤
食品の場合は、「乳化剤」と同義で使用されます。

かさ密度
嵩密度と書きます。
単位体積当たりの粉末の質量のことで、体積が解っている容器に粉体を充填して、その質量を測定し、質量を体積で割った値です。
かさ密度は、粒子径のほかに、粒度分布、水分含量など、様々な要因に影響を受けます。
健康食品の製造においては、ハードカプセルの充填量の推察や、粉末原料の品質管理の指標として用います。

ガゼット包装(袋)
ガゼットとは「マチ付き」のことで、底や側面が広がるような構造のことです。
この構造の袋は、体積があるものを包装する際に都合が良く、また包装品(袋)を自立さることも出来る形態です。
したがって広義の意味では、アルミのスタンドパック袋やバルク包装のためのビニル袋などもそうですが、 一般に受託製造の世界で「ガゼット袋」と言うと、製品の保存安定性を向上させるために、PTP包装や顆粒、樹脂ブロー成型品等を所定数量を詰めて包装した、内袋(化粧箱の中に入れるための中袋)の語彙が強いです。

加速試験
安定性試験の一つで、主に賞味期限の設定のために長期保存した場合の化学的変化を予測・評価する試験です。
反応を早めるために40℃などの高温下で保管し、0、2、4、6カ月の時点で、主に出荷判定時の項目の試験を実施します。
一般に、40℃16週間保管は、室温2年間の保管に相当すると考えられています。
なお、短期的に高温下に保管された際の影響も観察することも可能ですが、流通の間にさらに過酷な条件に遭遇する可能性がある場合には、その条件における品質の安定性を確認するために、 50℃、60℃など、一層の高温下で保管する「苛酷試験」を実施する場合もあります。

滑沢剤
錠剤やハードカプセル等の粉末製剤の製造に用いる添加物です。
錠剤やカプセル内容物となる粉末や顆粒に少量加えることで、粉体の流動性を良くするとともに、打錠機、カプセル充填機への付着を防ぐことにより、製造をスムースにし、重量の偏差(バラつき)を低減する働きがあります。
また、錠剤製造においては圧縮時の圧力伝播を改善(圧力の損失を減らす)し、成形性を改善する重要な働きをします。
健康食品では、ステアリン酸類、二酸化ケイ素、シュガーエステル、水素添加植物油等が用いられます。

カプセル
一般には「何かを入れるための容器」のことを言いますが、医薬品や健康食品では「有効成分(健康成分)を封入した可食性の小型容器」のことを言います。
成分をカプセルに入れる目的としては、成分を安定的に保護すること、摂取しやすくすることがあげられます。
カプセルには、大きく分類すると次の種類があります。
  • ソフトカプセル
  • ハードカプセル
  • マイクロカプセル

カラメル
砂糖やブドウ糖等を焦がして得る褐色の着色剤です。(プリンのカラメルが有名ですね)
家庭でも簡単に作れますが、食品添加物としては少し複雑で製造方法やその過程で使用する添加物により、1から4類までに区分されています。
健康食品・サプリメントでは、天然物由来で安定な色素として主にカプセルの着色に用いられています。

顆粒
粉末を取り扱いやすく一定の粒子径に加工したものです。顆粒にすることによって、単なる粉末の状態に比べ、飛散しにくい、溶けやすい(ダマにならない)、味付けできる、食品中の健康成分の偏りが少なくなる等のメリットがあります。

カルナウバロウ
ヤシの仲間の葉から採れる植物由来のロウ(ワックス)で、食品に使用できるロウとしては、融点が高く溶けにくいため、錠剤表面のつや出し剤に用いられます。
ワックス」も併せてにご覧ください。

乾燥減量試験
試料を所定の条件で乾燥させて、その失われた水分の量を測定する試験です。
一定量の試料を取って重量を測定し、それを所定の条件で乾燥させて後に、あらためて重量を測り元の重量から乾燥後の重量を引き算し、この数値を、乾燥することによって減ったもの、すなわち水分であると考えます。(この数値を元の重量で割ることで、その割合を算出し、水分含有量○%と考えることもできます)
水分値を厳密に測定する場合には、本来はカールフィッシャー法などを用いるべきですが、カプセル皮膜や内容物のように、測定物の組成があらかじめ解っている場合には、この乾燥減量法を水分含量試験に代替できます。
しかしながら、一般に単純な乾燥減量法では、水以外の揮発性物質や加熱により新たに生じた揮発性物質も含まれてしまうため、厳密に水分だけを測定しうるカールフィッッシャー法に比べて、数値としては高くなります。

グリセリン
油の構成成分として動植物に広く含まれている極めて安全性の高い成分です。
食品分野ではヤシの実に含まれる油を原料とした天然グリセリンが、ガムやキャンディーなど、様々な食品に柔軟性を与えるために使用されています。
健康食品分野では、主にソフトカプセル皮膜を割れにくくするために使用します。

グリセリンエステル
乳化剤としてマーガリン、アイスクリームなど、多くの食品に使用されている安全性が高い成分です。
グリセリン脂肪酸エステルとも言い、健康食品では、錠剤の滑沢剤やソフトカプセルの内容物成分の均一分散のために使用します。

形状
健康食品のカプセルや錠剤には様々な形状があります。 ソフトカプセルの場合は、フットボール型(楕円型)、球型、長楕円型、錠剤の場合には、丸型、三角型などが選べます。またそれぞれ大きさ(サイズや重量)も調整可能ですので、受託製造をご用命の際には適宜ご相談ください。

ケーキング
原料の粉末が固まることです。
ご家庭でも、粉糖(菓子作りに使用する微粒子の砂糖)や塩などの微粉末で、経験された方も多いこと思います。
粒子が細かく、かつ糖分が含まれていると起こりやすい面があります。
原料のケーキングは、健康食品の安定した製造や成分の均一性に差し障りがあります。
これを防ぐためには原料を長期保管(在庫)しないようにすることが一番ですが、やむを得ない場合は、高温高湿を避け、密封して保管し、用事撹拌してほぐすことで、ある程度防ぐことができます。
なお、ソフトカプセルに時として見られるカプセル同士の付着の様子を表すのに、数粒がくっついたものを単に付着、数十粒以上がひと固まりになったものをブロッキング、カプセルバルク1ケース(2万粒入り等)分が、ケースの形に沿ってそのまま固まってしまったようなスケールの大きな付着をケーキングと称することがあります。(あくまで慣習的な呼び方です)

健康食品
一般には「健康の維持や増進に役立つ食品」と認識された食品を言い、多くは医薬品と似た形態(カプセル、錠剤、顆粒、ドリンク等)で販売されていますが、法律上においては、「健康食品」というカテゴリーはありません。そこで行政の検討会においても、「広く健康の保持増進に資する食品として販売・利用されているもの全般」、「いわゆる健康食品」などと表現されています。
アメリカでは「ダイエタリーサプリメント」という表現をしますが、日本で「サプリメント」というと健康食品のうち、ビタミン、ミネラル、アミノ酸等の不足しがちな栄養素の補給を目的とする商品を指す場合があるため、弊社HPでは、あえて「健康食品」「サプリメント」と分けて記述しています。

健康補助食品
健康食品の別の呼称として用いられています。
本来、財団法人である日本健康・栄養食品協会が「健康補助食品」の呼称のもと、健康食品に一定の規格基準を設け厳格な審査の上、適合した商品に「健康補助食品の認定マーク(JHFAマーク)」を発行していますが、この審査は申請制度であり費用もかかるため、認定商品は健康食品のごく一部にとどまっています。

健康増進法
国民保健の向上を図ることを目的として、健康増進の総合的な推進に関する事項と措置を定めた法律で、国民の健康志向が高まる中、健康食品には、適正な表示(栄養表示の基準、嘘偽・誇大表示の禁止)、保健機能食品、特定保健食品、特別用途食品の制度等に深く関わっています。
東京都福祉保健局のHPの「健康食品ナビ」の「健康食品を取り扱っている、これから取り扱おうとしている事業者の方へ」にわかりやすく解説されていますのでご参考ください。

膠衣錠
「こういじょう」と読みます。
ソフトカプセル様のゼラチン皮膜に、錠剤を挟んだコーティング錠剤の一種で、古い文献では「ゼラチン皮膜錠」と表現している場合もあります。
打錠において硬度が出にくく、流通や使用時の割れ、欠けが心配な場合、味や刺激が強いためフィルムコート、糖衣コートをしたいが硬度が低いために不可能な場合等に用いられた特殊な剤型です。
しかしながら膠衣錠は、コストが極めて高いこと、内容錠剤が皮膜由来の水の影響を受けること、皮膜が不溶化しやすい等のデメリットが多いため、現在では、錠剤加工技術の進歩、ハードカプセルへの剤型変更などにより、すっかりすたれてしまった古(いにしえ)の剤型です。
ちなみに筆者は、その製造に最初から最後の工程まで(中心錠や皮膜を製する工程から、乾燥、仕上げまで)携わった経験がある数少ない技術者の一人です。

硬カプセル
ハードカプセルの別名で、ボディとキャップの2つの殻からなるカプセルです。詳細は、
「健康食品のハードカプセル」
「ハードカプセルの特徴」
をご参考ください。

硬度計
錠剤の固さを測定するための試験機器です。
製造現場での硬度確認のために使用される簡易型のモンサント型錠剤硬度計、品質管理に使用する、手動タイプの木屋式硬度計、個人誤差を少なくしたデジタルタイプなどいくつかの種類があります。
一般に錠剤の硬度は、5s重以上ほしいところで、それ以下の場合は、流通時や使用時に割れ、欠け、摩損(粉落ち)が発生しやすくなります。
また硬度が低いとコーティング操作を行う場合にも不都合が生じます。
なお、錠剤だけでなく、ソフトカプセルの強度確認のために使用されることがあります。

コンサルタント
健康食品の取り扱いには、次の複数の法令が関係していますので一般の食品以上の注意が必要です。
  • 食品衛生法…有害物質、細菌汚染等、衛生にかかわる規制など
  • 薬事法…医薬品成分配合の規制(効能効果の標榜の禁止)など
  • JAS法…基本的表示等、商品選択の適切な情報提供など
  • 景品表示法…虚偽・誇大表示の禁止など
  • 特定商取引法…販売に関する規制など
マリンプロジェクトは、健康食品コンサルタントとして、これら複数の法令を遵守し、違反なく健康食品の取り扱いをしていくためのアドバイスとお手伝いをさせていただきます。

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